タイ古式マッサージとはどういうものか?

拡がるタイ古式マッサージ

 

 

一般的にタイ古式マッサージのフルコースでは2時間、またはそれ以上続きます。フルコースでは、手指、足指、耳などを引っ張ります。また、関節をほぐし、被術者の背中を踏む、回転する動きなどをします。被術者の背中を弓なりに曲げることもあります。

 

 

このマッサージに標準的な手順とリズムがあります。まずは足の施術から始まり、施術者は呼吸の速さに併せて被施術者を圧迫していくのが理想とされています。

 

 

タイ古式マッサージは、今やタイのスパ産業の中心となっているようで、2006時点ですが、タイ保健省が認定するセラピストは約4万人もおり、スパ部門のセラピストとして認定されている人も約1万人、タイ古式マッサージの資格取得者・経験者も2万人程度いるとされています。

 

 

タイ国外でも人気ですが、タイではタイ古式マッサージの学校があり、国内外の生徒が学んでいます。現在タイ伝統医療の象徴と認識されている仏教寺院ワット・ポーとつながりをもつワット・ポー伝統医学校は1957年設立で、外国人も学ぶようになっています。実際に現在のワット・ポー伝統医学校の生徒の8割は外国人なのだそうです。

 

 

タイ古式マッサージを習得した外国人が、帰国してタイ・マッサージ学校を開くこともあります。日本でも施術を受けられるサロンや学べる教室が増加しています。タイの学校と連携した資格ビジネスもあります。他のマッサージとはちょっと違った個性のタイ古式マッサージ。一度施術を受けてみたら如何でしょうか。